1.この動画をつくりたいと思ったきっかけ
こんな人がいるというのを知ってほしい。
私には、「トランスジェンダーの女性」の友達がいます。
トランスジェンダーの女性というと普段殆ど接点がなくて
最近よくある、女湯に入ってレポートしたりする
女装変質者の書き込みの人と同じ?とか捉えてしまう人も多いかもしれません。
その方は正直なところ、女装の男性に見えますし、声も男性です。
しかし最近良く言われる、
なんとしてでも女湯や更衣室に入ってこようとする人ではありません。
たぶん、本当に女性の気持ちがわかるから、自分が男性に見える自覚があって、
その抵抗感を理解してくれて、配慮してくれてるのだと思っています。
結論
普段あまり周囲で遭遇することのない人に
ネット上だけでも目に触れてもらって、
「慣れて」ほしいと思った。
あまり逢わない人を見かけると「怖い」と思う理由は?
例えば、ですが。(この例えが正しいとは思いませんが)
認知症の高齢者は、
いきなり前に人が顕れたらびっくりして、動揺し、不穏になります。
その気持ちに寄り添い、
少し前から存在することをアピールして近づきます。
小さな子供や犬や猫だって、そうです。
みんな誰しも違うけれども
相手を理解することで、寄り添うことで、思いやることで社会って成り立ってると思います。
そこに、
「怖い」って感じてしまう気持ちって、仕方ないと思います。
怖いと思う理由。
「日常的に見掛けないから、何かイレギュラーなことが発生するのではないか?」
という本能だと思うのです。
それを何でも、
「差別だ!」「ヘイトだ!」といっても解決出来ないです。
そりゃ、会話が通じれば、他の人が
「この方はこういう理由でここにいるのよ」と説明をしてもらえれば、少しは払拭出来ると思いますが
人間の感情を完全に消すことなんて不可能です。誰も。
職場にいた外国人の方との話し
以前いた職場に、黒人女性の方がいました。
ストレートに書きますが、
最初、怖かったです。
かなり身体が大柄な方で、しかも、かなり太ってる人でした。
肌の色も真っ黒で、身近にいなかった人種の方でした。
もちろん、怖いなんていいませんでしたが、怖いという気持ちはありました。
しかし、
二回、三回と会っていくうち、
日本語、英語を使い交流していくと、
平易に書けば「見慣れてきて」全く怖いという感情がなくなりました。
そして、美人な顔してるな、とか、可愛いなとか、
優しいところがあるな、とか。
プライベートで一緒に買い物に出かけたり、日帰りでドライブに行ったりもするようになりました。
風貌やその他で
嫌だな、怖いなって思うのは逃れようがないことで
その気持を他人が「差別だ!」と言って批難するのは逆効果だと思います。
そもそも、私がその方の国へ行ったら逆です。
私が「小柄で気持ち悪い黄色い肌のアジア人」と、思われていたかもしれません。
顔に傷がある女の子
また、別の話し。
別に怖いとは一切思いませんでしたが、
バイト先で、先に入っていた女の子で顔に大きな傷跡がある子がいました。
ぱっとみて、すごく目立つ傷跡があったので、
正直、その子と会うといつも目にとまってしまっていました。
しかし、頻繁に接していくうち、
見慣れてしまい、まったく目に止まらなくなったということもありました。
「美人は3日で飽きる」
逆に・・・よく聞くのが、美人は3日で飽きる、というもの。
実際は3日で飽きないだろとか、色々あると思いますが
つまり良くも悪くも、生物というのは
毎日見聞きしているとなんとも感情が動かなくなるのだと思います。
逆の例で単純接触効果というのもある
これは繰り返し接触することで、その対象への好意度や親近感が高まる心理現象です。
ザイオンス効果とも呼ばれ、意識的な評価がなくても自然と印象が良くなる効果。
例えば
毎日通勤電車で見かける人に親しみを感じたり、最初は苦手だった曲が繰り返し聴くうちに好きになったり、広告も繰り返し見ることで商品への好感度が上がるということもあります。
まずは知ってほしい。
前置きが長くなりましたが、
このウェブを開いたということは少なからず興味のある方だと思います。
まずは、ちょっとイレギュラーなこのトランス女性という方のお話を聞いて、
こんな人がいるんだな。程度でいいから知ってみて下さい。
また、トランス女性にも色んな方がおられますので
(日本人が全員揃って同じ思想や趣味趣向ではないように・・・)
そこはご承知ください。