鎌倉三十三観音霊場 十五番札所
時宗 向福寺です。
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名称◆円龍山向福寺(えんりゅうざんこうふくじ)
札所◆鎌倉三十三観音札所 第十五番
創建◆弘安5年(1282年)
開山◆一向俊聖上人
住所◆〒248-0013 神奈川県鎌倉市材木座3丁目15−13 向福寺
駐車場◆なし(コインパーキングも遠いです。車で行くのは薦められません。)
最寄り駅◆鎌倉駅
アクセス◆鎌倉駅東口より徒歩約16分 又は
鎌倉駅東口 七番乗場 鎌12系統「九品寺循環」→バス停[五所神社]より徒歩1分
宗派◆時宗
御本尊◆阿弥陀三尊像(第十五番札所 聖観音菩薩)
公式HP◆不明
御朱印◆あり
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入り口
小さな寺院ではありますが、
紫陽花と古き良き雰囲気を纏った美しい寺院です。
大正12年(1923年)の関東大震災により、文政年間に建てられた本堂と表門は倒壊してしまい、
現在の本堂は昭和5年(1930年)に再建されたものだとのことです。
本堂・寺務所
昭和5年の再建だそうですから90年もの建築になりますが、美しく保たれています。
本尊の阿弥陀三尊像は南北朝時代の作といわれています。
札所の額に昭和5年1月とあります。
紫陽花が美しく咲いていました。
お守り
観光客向けでしょうか。
お守りや金運アップのボールペンなどがありました。
御朱印
御朱印は聖観世音様と阿弥陀如来様の二種。
御朱印帳も取り扱ってくださっています。
袖引地蔵様
向福寺境内には墓所があり、入り口にはお地蔵様がお二人おられます。
そのうち左のお地蔵様が「袖引地蔵様」と呼ばれています。
この地蔵を夫婦で信仰していた地元の漁師が海で命を落としたが、地蔵様の力で生き返った。
続けて食あたりで落命したが再度生き返った。
お地蔵さまはその代償に閻魔王に錫杖を取り上げられた。
しかしこの夫婦に再度災難、大津波で亡くなった。
閻魔王も三度目は許さず、仕方なくお地蔵様は二人を自分の袖に掴まらせれ冥土を脱出した。
それ以来錫杖を持たない地蔵は袖引き地蔵と呼ばれるようになったそうです。
丹下左膳 作者林不忘(長谷川海太郎)の逸話
向福寺は、丹下左膳の作者 林不忘(1900年1月17日 – 1935年6月29日)がこの寺の一室を借り、新婚生活を送ったと言われています。
その後は没年まで笹目、雪ノ下と鎌倉の中を移り住みました。
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小さなお寺ですが、歴史ある空気を胸いっぱいに感じました。
車で行くとしたらコインパーキングに駐車することになります。
祝祭日はかなり混み合いますので、お気をつけてお詣り下さい。