https://moon358.com/2020/08/08/post-384/
その1の続きです。
2.結局、自分は自分で癒やすしか無い。自分の事は自分でしか出来ない。
自分で背負ってる精神的な荷物が余りに重い場合、
信頼出来る人に話しを聞いてもらったりすることで心が軽くなるというのは確かにあるとは思います。
この、他人に話を聞いてもらう、というのもヒーリングの一種だと思います。
けど私はやめたほうがいいと思います。
けれどもそれも、
「自分でしか出来ない」というのを忘れてしまうと
誰かに話を聞いてもらう、というのが
聞いてくれた人から返ってきた話やアドバイスが余計に心の問題を拗らせたりします。
お金を要求してくる人は解りやすいですけど、
お金を要求しない人でも、こういう言葉を言う人に話すと余計に心の傷を深めると思います。
1.「あなたのために」を言う人。
2.「ダメ出しだけ」して、「解決方法」を言わない人。
そもそも、
他人の愚痴や泣き言、悩みの話なんて、
愛情のある相手が苦しんでたら喜んで聞きたいとは思うものの、
大して仲良くもない相手がしてきたら、出来たら逃げたいと思う人がほとんどだと思うんですよね。
ただ、あまり交流がなかったとしても、自分と同じ悩みを抱えていて
どうしていいか解らないと訴えて来たら、それは力になりたいとは思いますよね。
けれどどう考えもどの接点もないのに、傾聴してくれる人、
苦しくて藁にもすがりたいと思っている時は救いのように思ってしまうけれども、
私は薦めれない方法です。
そして、聞いてくれる人がいた場合つい話してしまった。
ときに、上記の2つは注意したほうがいいと思います。
そもそも、この2つを言う人はたいてい、
悩んでいる人を自分から嗅ぎつけて自分から突っ込んできます。
悩んでいる人は、藁にもすがりたい気持ちで常に、
ヨロヨロと歩いているような精神状態なので、
こういう常に悩んでいる人を探している人の捜査網に
いとも容易くまんまと引っかかります。
以下、なぜこの2つの言葉が害でしか無いのか説明します。
1.「あなたのために」を言う人。
「~したほうが良いわよ」と大抵セットだと思いますが
これは本当に卑怯な一言だと思います。
そもそも、本当に相手を想って言葉を発する人は絶対に相手に「あなたのために」という言葉は使わないです。
「あなたのために」を言う人は間違いなく全部自分のために言葉を発しています。
そしてこの一言って最上級の逃げの一手です。
こういうことを言う人は「なぜあなたのためになるのか」その理由は説明出来ません。
相手を従わせる為に抑えつける為「あなたのため」で蓋をして中身を見えなくさせています。
「理由はうまく言えないけどあなたを思ってる」は、説明ではないし、
「自分のために言ってる」から、「うまく言えない」んです。
そもそも「理由がしっかりうまく言えない」のなら、
それは他人に言うべき事じゃないですよね。
本当に相手の為ではないと自覚があるから理由が言えないか、
理由を言ったら相手に反論されて論破されるから言えないかどちらかですよね。
それを隠して相手を従わせたいから、あなたのためにと言って蓋をして抑えつけてるだけ。
なので、私は「あなたのために」と言う人がいると、
この人は信用出来ないなーと思ってしまいます。
2.「ダメ出しだけ」して、「解決方法」を言わない人。
例えば
「あなたは自分の内側に怒りを溜め込んでいるからだめなのよ」
「あなたはいつもイライラしているからだめなのよ」
「あなたは自己否定感が強いからだめなのよ」
とか。
大抵、「あなたは~だからだめなのよ」と、言ってる~は、
悩みを打ち明けてる本人も自覚がある事です。
なので、悩み相談を
けれど、例えば怒りを溜め込んでいる、
それをどうにかしたいけれどどうにもならないから苦しんでいるんですよね。
それなのに、だからだめなのよ、と言われてたら
傷口に塩を塗られるだけです。
悩み相談というのはされた場合大抵、
本人は解決方法が解っていて、踏み切れないだけなので
傾聴するだけで何も言わない方が良いといいます。
ようは「自分でしか解決出来ない」わけで
逆に、相談をする方としてはこれを逆手にとって、
自分でしか解決出来ないのだから、
下手に何か口を出される危険性のある誰かに相談をするという行為より、
苦しんででも、自分で解決しちゃったほうがまだマシ、という事になります。
ただ、「ダメ出し」をしたとしても、
それを解決する方法を知ってる人はいますよね。
(例えば過去に同じ悩みを抱えていて解決した人など)
それで「ここがダメだから」⇒「こうしたら解決するかも」
というのはまだ、いいたいだけではなくて解決に協力しようとしてくれてるのだと思います。
けれど大抵ダメ出しをする人は、自分の鬱憤を晴らしたいだけなので
(その理由はもしかしたらどうして自分にこんな重い話をしてくるんだ、
という苛立ちから来るのかも)
ハッと気づいたら即座に気持ちを切り替えて、
「ダメ出しをいいたいだけの人がいるんだな」と、
その後突っ込んで聞いたり反論したりしないほうがいいと思います。
(下手に突っ込んで聞いたり反論すると話が終わらないし
双方またはどちらかがトラウマを抱えるだけなので)
じゃあプロのカウンセラーの人ならば、
自分の既に見つけている解決方法を引き出してくれるのではないか?
上手に傾聴してくれるのではないか?
と、思いそうですが
申し訳ないけれども、昨日書いたようにカウンセラーのプロ、と言われる方々も、
ご自身に闇を抱えておられる方がほとんどで、
残念ながら、高額のお金を支払ってカウンセリングをしてもらったら
更に心の傷が深まったという話はよく聞きます。
中には素晴らしいカウンセリング技術をお持ちの方もおられます。
ですがそういう方は大抵、書籍を出されていたり、CDやDVDで講演をされていたりします。
数千円、数万円払って直接カウンセリングを受けるのも、
そういった方の書籍を千数百円で買って読んで同じ悩みの方への受け答えを読むのも私にとっては同じ事だと思いました。
私がお勧めしたいのは長谷川泰三さんという方の本です。
Amazon命のカウンセリング
楽天命のカウンセリング [ 長谷川泰三 ]
残念ながら長谷川泰三さんは2014年にお亡くなりになりました。
悩みって大抵、複雑に絡みあっていても紐解いて一つ一つを見ると、
結構他の人と同じような物だったりします。
人間関係とか、健康問題とか。
私はこの長谷川泰三さんの書籍を読んで心がすごく救われました。
もちろん、「合わない」と想われる方もおられるとは思います。
そういう方は、他の方の書籍を読んでみてください。
買うのに抵抗があったら図書館で。
ちなみに長谷川泰三さんのご生涯やカウンセリングのようすは、
折原みとさんの絵で漫画になったり、二宮和也さん主演でドラマになったりしたんですよ!
Amazonまんが 車いすのカウンセラー、いのちの声をきく。
楽天まんが 車いすのカウンセラー、いのちの声をきく。
Amazon24HOUR TELEVISIONドラマスペシャル2012「車イスで僕は空を飛ぶ」 [Blu-ray]
楽天ドラマスペシャル2012 車イスで僕は空を飛ぶ
ドラマの方は24時間テレビで放映されたんです。
ただ、ドラマのほうは結構、事実と違うかな?と思いましたが。
長谷川泰三さんのお話は、現在悩みが深いかたそうでない方にもすごくお勧め出来るので
ぜひ読んでみてほしいなと思う書籍です。
次に、自分でどうにかするために、私が効果があった方法ですが
長くなったので次の記事で書きたいと思います。