鎌倉三十三観音第十六番札所[九品寺]
新田義貞が鎌倉に建立した唯一のお寺です。
九品とは、物質や人の性質を3×3で分類したもので
人の往生には上品・中品・下品があり、さらにそれぞれの下位に上生・中生・下生とがあり、合計9ランクの往生があるという考え方です。
上品とか下品とか今でも使われている語源になったとされています。
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創建◆建武3年(1336年)
住所◆〒248-0013 神奈川県鎌倉市材木座5−13−14
駐車場◆有り
最寄り駅◆鎌倉駅
アクセス◆鎌倉駅から徒歩約20分
鎌倉駅東口バスターミナル7番バス[鎌12]又は[鎌40]約7分(九品寺下車)
宗派◆浄土宗
御本尊◆阿弥陀如来
公式HP◆不明(九品寺Wikipedia)
御朱印◆あり
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道路沿いの三門。脇は民家です。
三門手前には仏様。超福耳です。
新田義貞は元弘三年(1333年)鎌倉攻めの時材木座に本陣を構えました。
この際北条高時以下一族は自害。鎌倉幕府は滅亡しました。
その三年後の建武三年(1336年)に戦死者の弔いの為、本陣跡地にこの九品寺を建立したそうです。
また上記にもありますように、三門の「内裏山」と本堂の「九品寺」の文字は
新田義貞の筆を写したものとされています。
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三門前左右には鎌倉三十三観音第十六番札所の石碑。
本堂は早朝だったため、閉まっており、お賽銭箱のみが出ていました。
本尊の阿弥陀如三尊は九本の中の「上品下生」を表してるとのこと。
「上品下生」は、最高の往生を庶民にも約束する相だそうです。
小さなお寺ではありますが、
歴史ある風格を感じさせてくれます。
境内は、春にボケ・ナニワイバラなどが彩るそうです。
私の参拝は5月上旬だったため、もうお花は終わっていましたが、緑に囲まれた素晴らしい空気を感じました。
700年以上ここで弔っていた尊いお寺というのを心に、
静粛な気持ちで参拝させていただきました。