「水神宮」というと水神を祀る神社。
私達日本人は農耕民族で水は最も重要なものの一つ、田んぼや用水路、井戸や水汲み場に祀られる事が多いそうです。
生麦の水神宮。
住宅街の真ん中にある神社です。
ご祭神 ⇒速秋津彦神(ハヤアキツヒコノカミ)、速秋津姫神(ハヤアキツヒメノカミ)
ご利益⇒厄除開運、生命力の回復、かつては漁師たちが海の安全と大漁を祈願しに来ていたようです。
イザナギとイザナミの間に産まれた男女一対の神で、兄妹にして夫婦、
「大祓祝詞」でも、
速川の瀬に坐す瀬織津比賣と言ふ神 大海原に持ち出でなむ 此く持ち出で往なば 荒潮の潮の八百道の八潮道の潮の八百會に坐す速開都比賣と言ふ神 持ち加加呑みてむ
と、いうように瀬織津姫によって流された罪穢れを速秋津姫が飲み込んでしまう、
と、あります。
もとは、背中合わせにある正泉寺の寺内にあったけれど、関東大震災で被災し、
昭和三年に現在のところへ移されたとのこと。
鳥居は大正五年の建立、
狛犬様は昭和三年の奉献とのことです。
ちょっと変わった可愛らしい狛犬様でした。
広い境内ではありませんでしたが、藤浅間大神の石碑。
立派な手水舎と水神宮の石碑もあります。
(たぶんコロナの関係で閉鎖されている)
農耕民族でなかったとしても水は人間にとってなくてはならないものですね。。
瀬織津姫という謎の深い神が流した罪穢れを飲み込んでしまう女神。。
私が参拝した折も、近所の方と思われる軽装の方がいらしてお賽銭を入れ、お詣りされていました。
地元の方々に愛されている神社さんだと思います。