江ノ島 児玉神社 その1 の続きです!
https://moon358.com/2020/11/11/post-155/
以下は児玉神社の境内の動画です。
児玉神社は、児玉源太郎氏没後、個人宅から江ノ島へ遷座されたもので
東京都墨田区向島の杉山茂丸邸内に祀られた後、
生前愛し散策していた江ノ島へ遷座されたとのことです。
(その後出生の地とされる山口県周南市にも移築されています。)
児玉源太郎氏の台湾との関係
祀られている児玉源太郎氏は
台湾統治での功績が大きかったとされています。
日露戦争の勝利に貢献した後、明治28年に下関条約にて清国から台湾を割譲されたものの、「化外の地」とまで言われた台湾は日本政府にかなりの負担になっていました。
しかし、氏は土匪と言われた民を恭順させ治安を改善し、産業を振興し、インフラを整え、統治を軌道に乗せたそうです。
この神社にても台湾現地人はもとより故李登輝元総統始め多くの寄進が寄せられております。
故李登輝元台湾総統揮毫の新楽殿正面扁額
改装前の新楽殿の中心に見えるのが故李登輝元台湾総統揮毫の扁額ですが
2016年ごろ解体され2020年未だ改装中のため観ることは叶いません。
※下記写真は2008年の改装工事前です。
2008年2月23日、Lover of Romance撮影
一の鳥居手前にも工事前の新楽殿のお写真が掲載されています。
台湾婦人会寄進の一の鳥居
一の鳥居は台湾の婦人会が寄進くださったものです。
昭和八年、とありますね。
台湾州観音山産石材の狛犬
よく知られているのが狛犬で、(かなり変わってる。可愛い)
雄が銭、雌が子供を持ち、口の中に石の玉を転がしています。
旧字体で
石材産地 台湾台北州観音山
と、あります。
中の石の玉は手を突っ込んで回すことも出来ます。
境内について
競売にかけられ、新楽殿は改装中という状況にも関わらず、
境内に雑草が生い茂るような事もなく、野良猫が寝そべりカラスが飛び交う中、常にどなたかが掃き清められているという印象でした。
手水舎の水を飲みに来たカラス
以前のように住居を持たない方々が居座るような事になっては参詣すら叶わないので、やはり管理が必要と思います。
経済的理由で神社で存亡の機に瀕している日本の神社は多くあるようで本当に悲しい事です。
清潔な環境を保ってくださっている方々への感謝の気持ちとともにお賽銭を収めてきました。
次は社務所が開いている時に赴いてみようと思います。