三の鳥居入って右手に六社があります。
こちらでは六社八柱の神様を祀っています。
一番左:
住吉神社(すみよしじんじゃ)
御祭神
底筒男命(そこつつのおのみこと)
中筒男命(なかつつのおのみこと)
上筒男命(うわつつのおのみこと)
この三柱の神様はイザナギ(伊弉諾命)がイザナミに会いに黄泉の国へ行ったものの逃げ帰った際、「筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原」で、黄泉国の汚穢を洗い清める禊を行った禊の際に、その水中より化成した三柱の水の神々です。
瀬の深いところで底筒之男神が、
瀬の流れの中間で中筒之男神が、
水表で上筒之男神が、生まれ出たとされています。
航海の神様とされていて、禊祓、厄除けのご利益があります。
住吉大社のご利益「穢れを取り除く」
はこの住吉三神が出現したときに由来するものだそうです。
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左から二番目
神明神社(しんめいじんじゃ)
御祭神
天照大御神(あまてらすおおみかみ)
氷川神社の御祭神 スサノオノミコトのお姉さんですね。
神明神社は天照大御神が主祭神で、
伊勢神宮内宮(三重県伊勢市)を総本社とする神社で「お伊勢さん」とも言われます。
左から三番目
山祇神社(やまつみじんじゃ)
御祭神
大山祇命(おおやまづみのみこと)
足摩乳命の御親神。山の神。諸産業の神。
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左から四番目
愛宕神社(あたごじんじゃ)
御祭神
迦具土命(かぐつちのみこと)
火を司る神。
カグツチ(迦具土命)は可哀相な神様だなと思います。
火の神様だったため、カグツチを産んだことでイザナミは陰部に火傷が出来て死んでしまいました。
そして怒ったイザナギに十拳剣「天之尾羽張(アメノオハバリ)」で殺されてしまうのです。
(ただし、カグツチの血や遺体からも多くの神様が産まれています。)
ご利益は
火に関するもの、防火、防災
印刷・コンピュータ関係
商売繁昌
恋愛、結婚、縁結び
だそうです。
東京都港区愛宕一丁目の山頂にありちょっと行き辛いところだそうですが
足の弱い方のためにエレベーターもあるそうですよ。
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左から四番目
雷神社(いかづちじんじゃ)
御祭神
大雷命(おおいかづちのみこと)
農林業の神様です。
有名な、イザナギ(伊弉諾命)がイザナミに会いに黄泉の国へ行った話、
この時イザナギは蛆がたかったイザナミの身体を見ます。
そして同時にイザナミには
頭に大雷神、胸に火雷神、腹に黒雷神、女陰に咲(裂)雷神、左手に若雷神、右手に土雷神、左足に鳴雷神、右足に伏雷神の8柱の雷神(火雷大神)
が生じていたそうなのです。
イザナギはそのイザナミの姿を見て黄泉の国から逃げ出します。
イザナミは8柱の雷神に黄泉の軍勢を率いてイザナギを追わせたとされています。
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一番右
石上神社(いそのかみじんじゃ)
御祭神
布都御魂命(ふつのみたまのみこと)
神武東征軍を救った刀の神。戦の神。健康の神。
布都御魂(ふつのみたま)は、記紀神話に現れる霊剣です。
健康長寿・除災招福・百事成就のご利益があるとされています。
大神神社・石上神宮―山の辺の道が結ぶ古社 (週刊神社紀行 8)
六社もありますが
お賽銭箱は一つでした。
ありがたい神様が8柱も祀られておられるので
他に待っている方がおられなければ丁寧にお参りしたい末社です。
大宮氷川神社の日記、続きます。