鎌倉 建長寺 その9 仏殿1

その他の建長寺の日記はこちら ⇒ 建長寺の日記

建長寺の仏殿の紹介、3つに分けています。
三門に続いて、仏殿。


仏殿も重要文化財です。

仏殿には本尊の地蔵菩薩坐像やもとこの地にあった心平寺の旧本尊地蔵菩薩坐像、千体地蔵菩薩立像、千手観音坐像、伽藍神像などが安置されています。

先に書いた唐門同様、正保4年(1647年)に
芝(東京都港区)の増上寺にあった徳川秀忠夫人崇源院の霊屋(たまや)を建て替えに際し、譲渡され移築されたものです。

金運アップしそう!な唐門。方丈(龍王殿)の正門「唐門」です。 屋根が唐破風になっている門という意味で唐とありますけどれっきとした日本建...

もともと霊廟建築として造られたため、屋根や天井などが禅宗の仏殿とは異なる。

屋根は入母屋造でなく、寄棟造(4方向に傾斜する屋根面)。
(入母屋造とは上部に切妻造(長辺側から見て前後2方向に勾配をもつ)、下部においては寄棟造(前後左右四方向へ勾配をもつ)となる構造)

また、天井は禅宗仏殿では建長寺の法堂のように平板な「鏡天井(竿縁などをもたない平らな天井)」で龍などの絵を描くことが多いですが、
仏殿の天井は和様の格天井(ごうてんじょう)になっています。

続きです。 こちら建長寺法堂の龍雲図を観たくて参拝に来たため、 真っ先に投稿してしまいましたが、龍雲図が天井に描かれているのがこの法...

仏殿入り口からの光景。

奥に見えるのは三門です。

外には鐘と、それから可愛らしいふくろうが。

由来がちょっと不明なのですが比較的新しいように見えます。

建長寺の日記、続きます。


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